日光国立公園を上は那須岳から高原山を通り、奥日光の山々を走破し、日光世界遺産へゴールする「日光国立公園縦断チャレンジ」
今回はスタートから那須岳編です。
前日は今市の老舗鰻屋さん"魚登久"さんのウナギでパワーチャージ！"
今回のスタートとなるのは福島県西郷村にある甲子温泉。
とても風情のある旅館大黒屋さんの敷地内が登山口となっていて、以前コース下見に来た時は雰囲気がありすぎてどこが登山口なのか分かりませんでした。笑
6月に下見をした時。この立派な門の先が甲子山への登山口！
スタートは8月28日9時30分を予定していましたが、ちょっとバタバタして家を出るのが遅れてしまい、結局9時47分にスタートしました。
下見の時は雨だったけど、この日はすっきりとした青空！
不安でいっぱいだったスタート前も、この青空のおかげでワクワクしてきたのを覚えています。
那須岳はガレ場も多いので、最初のシューズはグリップ力のあるローンピークから！
登山口をスタートして、まずは最初のピーク甲子山へ向けて標高差650mを登っていきます。
この那須岳区間はペーサーは付けず、一人旅。
今回自分自身でも100マイル以上という初めての距離に挑戦するので、とにかく急がず慌てずマイペース。
これからどんなことが起こるのか、どんな景色が待っているのか、そしてペーサーのみんなと一緒になることも楽しみにしながら、最初のピークへ向けて登っていきました。
最初のピーク、標高1549mの甲子山。もうすでに汗だく・・
甲子山は景色も良く、麓の町や周りの山々も見渡せますが、登山道はまたすぐに森の中に入ります。
時にはここが本当に登山道なのか分からないぐらいの急な沢を登ったり、坊主沼避難小屋の先は、かなり深い笹藪でしかも倒れている笹の上はすごく滑りやすかったり、あまり多くの人は通っていないのかなという印象。
こんな感じの笹藪を通ります。この時期の笹はさらに強力！
そしてこの那須岳区間で一番キツいのが三本槍岳の手前にある須立山。急登で足元はガレていて、でも藪の中。ロープが設置されている場所もあって、そのロープを頼りにしながら黙々と急坂を登っていくと、1720mの須立山山頂に到着します。
この須立山を過ぎて三本槍岳まで行ってしまえば、あとはこの那須岳のメインルート。
藪などは全くなく、登山道は明瞭で歩きやすく、なんと言っても那須岳のダイナミックな景色が楽しめる絶景コースです。
朝日岳ではおにぎりを一つ食べて小休止。
峰の茶屋跡手前では、今回サポートしてくれているAnswer4のコバさんと旦那さんが登ってきてくていました！
スタートして4時間ぐらいしか経ってないけど、やっぱりサポートの二人に会えると嬉しい！
二人からパワーをもらって、那須岳最高峰の茶臼岳(1915m)の山頂も快調に通過できました。
活火山の茶臼岳。荒々しさがカッコいい。
峰の茶屋跡と奥には朝日岳。
茶臼岳を過ぎると、そこからはまたあまり人がいない南月山と白笹山をいきます。
下見した時はこの白笹山周辺もけっこう登山道に笹がかぶさっていたのですが、この日通ったらきれいに笹が刈られていて、すごく通りやすかった！
草刈りしてくれた方々に本当に感謝です！
そして、最初のエイドポイントである沼原池に15時50分頃に到着しました。
ここまで約6時間。当初の予定では7時間みていたのですが、感覚的にもペースはゆっくりでいい感じに進んでこれました。
エイドではしっかり食べて飲んで、ここから先の装備を確認して入れ替えて、サポートの二人からパワーをもらって出発しました。
いつもこんな感じで待っていてくれた旦那さん。
そして、沼原池からは中頭山などを通って深山湖へ。
ここのルートは熊も出没しているとのことなので、bluetoothスピーカーで音楽をかけながら進みました。
ガレガレの林道を下りて、夕暮れ前に深山湖へ到着。
山の向こうに陽が沈んだ深山湖
ここからは約20kmのロードになります。
日も沈んでくるし、街頭もない集落の中も通るので、一人だしちょっと不安があったのですが、ここで救世主が登場！
那須塩原駅前のランニングショップ「stride lab那須店」の酒寄さんがIBUKIで追跡してくれていて、深山湖のところで待っていてくれていました！
ここからのロード分かりづらいところもあるでしょ、って言って、車で先に行って分岐などでは待っててくれて、次のエイドの場所までの20kmを先導してくれました。
やっぱり人通りもほとんどない真っ暗な道を一人で走るのは少し怖い部分もあったので、
これは本当にありがたかったです。
救世主！酒寄さん登場！
そして、無事に20時に２つ目のエイドに到着しました。
ここまではとても順調に進んでこれました。
ここからはとっても頼りがいのある二人のペーサーとも合流です！
スタートから安戸山入口
距離 45km
獲得標高 2100m
時間 10時間
睡眠時間 0分
続きは③塩原編へ。
Yukari Hoshino