日光国立公園縦断チャレンジ〜⑤葛老山・栗山編〜

日光国立公園縦断チャレンジは2日目の昼となりました。

ここからは、このコースの中でも最大の難所、そして最高の自己満足と言っても過言ではない「葛老山」に登ります。

葛老山は、標高1123mのそれほど高くはない山で、山頂に登る登山道は山頂より北側の湯西川温泉の道の駅から登るのが一般的とされています。

ただ、今回のこのチャレンジのコースでは北側からでは繋げられないので、山頂より南東側の川治温泉から上り、川治ダムを半周するような形で南西側に下りるというルートをとりました。

このコースが、今回のチャレンジの中でも一番不部分だったので、チャレンジ前の下見には3人の仲間に手伝ってもらいながらルート開拓をしました。

事前に調べていた情報では、かなり笹藪が濃いということだったのですが、実際に行ってみるとそんなことはなく藪漕ぎは免れました。

(後に聞いた情報では、笹は数十年に一度花を咲かせ、その年に枯れてしまうらしい。今年が運良くその年だったのかも!)

ただ、やはりルートは不明瞭で、特に山頂から南西に下るルートはかなり険しく危険箇所もあり、下見の時でもこの山一つでお腹一杯という感じでした。

なので、100km以上走った体でこの山を本当に踏破できるのか、不安な気持ちもありました。



下見の時に登った傾斜。ほんとにキツすぎたので本番では別ルートで。


でも、ここからはとても頼りになる2人のペーサー、豊嶋さんと菊池さんがついてくれるので、この二人と一緒に行けることはすごく嬉しかったし、やっぱり難しいことに挑戦することはワクワクもします!

なので、気持ちはとても前向きでした。


登山口、とは言えないような登山口からいきなりコースは不明瞭だけど、下見も一緒にした菊池さんがナビゲーション役をしてくれて、豊嶋さんはとにかくいろんな話をこれでもかってぐらいたくさんしてくれて、途中の危険箇所とかも丁寧にルート判断をしてもらって、今までの疲労はあったものの山頂まではすごく早く感じました。



葛老山山頂で休憩中。暑かったけど、ここからはロングパンツで!


山頂からは、下りだけではなく、実は葛老山よりもさらに高いピークにまた登らなければ行けなく、またコースもより険しさを増していき、登山口から山頂までよりも時間がかかります。

コースも濃い笹藪は無いものの、枯れた笹がけっこう痛いので山頂からはロングパンツを履いて進みました。


山頂直下は開けた尾根だけど、ここから先は険しいコース!


急な登り下りはあるものの、脚にはそれほど疲労感も感じず、また相変わらず的確な菊池さんのナビゲーションと軽快な豊島さんのトーク、そして何よりもなるべく私に負担がかからないようにコースの障害物を避けてくれたり通りやすい場所を指示してくれたり、まるでコンシェルジュと一緒に山を走っているような快適さで、そうした配慮がすごく嬉しかったし、体も気持ちも楽になりました!

こうして私のチャレンジに力を貸してくれる人がいることが本当にありがたいなと感じました。



下見の時は気づかなかった名のあるピーク"波遊山"


細かなアップダウンが激しかったものの、そんな二人のおかげで約6時間で11kmの葛老山を踏破することができました!

それにしても、スルーしても問題ないたった一つの山に6時間かけるって、このパートを走りながら、本当に自己満足の世界だなと思いました(笑)

ここも登山口同様、下山口なのか?というようなところから出てきたところに、サポーターのコバさんと旦那さん、そして近くに住んでいる知り合いの方が応援に来てくれていました!!本当にありがたい!


万全の体制で待っててくれているサポート陣


葛老山をクリアした後は、今度は女夫淵までのロード31kmです。

ここも31kmで累積は883m、じわじわ登るロードで、ここでかなり疲労が来るんじゃ無いかな〜というのはチャレンジ前に試走した時点で薄々気付いていました。

スタートしたのは夕方頃。

だんだんと日が暮れてきて、あっという間に真っ暗になりました。

栗山という集落を通る道路は建物や街灯も少なく、もちろん歩いている人もいないし、とにかくライトの明かりを頼りに淡々と進みます。

こんな夜のロードでも、頼りになるのはペーサーのお二人!

とにかくいろんな話ができる相手がいるのは本当に助かります!


ロード31kmスタート直後。ひたすら続く一本道をこれから進んでいきます。


頭は冴えているのですが、それでも110km以上走ってきた足に固いロードはかなりキツく、20km過ぎたあたりからだんだんと足裏が固まってきて痛みも出るようになってきました。

多分疲れでフォームも乱れてきていたのだと思います。

ロードだったのでストックはサポートに預けてしまったのですが、ストック持っておけばよかったなぁと後悔しました。

それぐらい足を地面につくたびに足裏に痛みが出るようになってきて、ロードの後半はほとんど歩くようになってきてしまいました。

31kmで4時間30分の予定を組んでいたのですが、結果的にはここで5時間30分ぐらいかかってしまい、ここからだんだんと予め組んでいた予定タイムから遅れてきてしまいました。


夜の長〜いロードを淡々と進みます。


進んでも進んでもなかなか終わらないこのロードは、やっぱりメンタル的にもキツく、ネガティブな考えも浮かんでくるようになってしまいました。

でも、このロードさえ乗り切れば、この先はほとんど山の区間で、しかも私もホームとも言える奥日光エリア。

ここさえ乗り切れば、ここさえ乗り切れば・・!

そんなことを頭の中でぐるぐる唱えて踏ん張っていたような気がします。


そして、深夜0時頃、ついにロードの最終地点、女夫淵の駐車場に到着しました!

この長いロードが終わったのと、サポートがいてくれたことにホッとして、エイドに着けばまた少し元気を取り戻しました。

ここのエイドでは1時間休憩を取る予定でいたので、補給を済ませて、足裏も少しマッサージをして、30分程度仮眠を取りました。

車で横になってすぐに眠れたものの、やっぱりアドレナリンが出ているのか30分後にはぱっちり目が覚めました。


そしてここからは、いよいよ奥日光エリアに入っていきます!


スタートから女夫淵まで

距離:150km

獲得標高:7702m

時間:40時間15分

睡眠時間:53分


続きは⑥根名草山編へ


Yukari Hoshino



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​日光市

 
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